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2025.09.29

英語話者が好む成功するための偉人たちの言葉 10選

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英語話者と仕事をしていると、時々、過去または現代の偉人たちの名言にふれることがあります。
その際に「この人は一体なんの話をしているんだ」となると、場が気まずくなる以上に「常識がないやつだな」と信頼を失ってしまう可能性があります。
また、落ち込んでいる同僚や後輩がいた時には、かっこよく彼らの背中を押してあげたいものです。
その時にも、世界の多くの人たちが知っている偉人たちの言葉をさらりと使いながら、話を聞いてあげると、彼らが安心するだけではなく、あなたの評価も上がることでしょう。
日々の生活で壁にぶつかったとき、偉人たちの名言が勇気とヒントを与えてくれるということは、万国共通です。
この記事では、人々の心を奮い立たせてきた世界中で愛されている名言10選を紹介します。
これらの名言を知っているだけでも、教養のある人だと評価される可能性があるので、ぜひ読んでみてください。

1. All our dreams can come true; if we have the courage to pursue them.

「All our dreams can come true; if we have the courage to pursue them」と言ったのは、ミッキーマウスやディズニーランドを生み出したエンターテインメント界の巨匠、ウォルト・ディズニー(Walt Disney)氏です。
その意味は、「夢を追い求める勇気があるなら、私たちの夢はすべてかなえられる」です。
ウォルト・ディズニー氏は創造力と挑戦をやめないことで世界中に夢を届けた人物であると同時に、その精神は今も引き継がれ、わたしたちに夢と希望を与え続けてくれています。
この精神は、ディズニーの名曲、またはテーマ・ソングと言っても過言ではない「星に願いを(When You Wish Upon a Star)」の歌詞、「When you wish upon a star
Makes no difference who you are
Anything your heart desires
Will come to you.(星にお願いごとをすれば、あなたが誰であったとしても、あなたが望むことは、すべてかなう)」にも引き継がれているのです。

2. However difficult life may seem, there is always something you can do and succeed at.

「However difficult life may seem, there is always something you can do and succeed at」を日本語に訳すと「人生がどんなに困難に思えても、できること、成功できることは必ずある」となるでしょう。
この言葉はイギリスの天才物理学者スティーヴン・ホーキング(Stephen Hawking)博士のものです。
スティーヴン・ホーキング博士は学生の頃に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し体が不自由になったことから「車椅子の物理学者」としても知られています。
病気を発症してから50年以上も研究活動を続け、宇宙論やブラックホール研究で世界的に功績を残し、大英帝国勲章(CBE)を受勲しています。
まさしく逆境を乗り越えた象徴的な存在です。
彼に、この言葉を言われると、とてつもない説得力がありますよね。

3. People begin to become successful the minute they decide to be.

「People begin to become successful the minute they decide to be」と言ったのはアメリカのビジネス系書籍のベストセラー作家ハーヴィー・マッケイ(Harvey MacKay)氏です。
主な著作に『ビジネス人間学: 「超」のつく成功者になる94の法則』や『一歩先んずる成功発想: 小さく儲けて大きく伸ばす』などがあります。
彼のこの言葉を日本語に訳すと「人は成功しようと決めた瞬間から成功しはじめる」となります。
まずは、自分は成功できる、成功するんだ、という気持ちを持つことが成功の第一歩ということなのでしょう。

4. It always seems impossible until it’s done.

「It always seems impossible until it’s done(ものごとは、いつでも、成し遂げられるまでは、不可能に見えるものだ)」とは、南アフリカ共和国で初めて全人種が参加した選挙で大統領に選ばれたネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)氏の言葉です。
ネルソン・マンデラ氏はアパルトヘイト(人種隔離政策)下にあった南アフリカ共和国において、反アパルトヘイト運動に身を投じたことから、国家反逆罪で終身刑の判決を受け、27年間獄中で過ごします。
しかし、獄中にて看守からの信頼を得て、外部の有力者たちと積極的に関係構築をしたことから、1990年に釈放され、当時の南アフリカ共和国の指導者、デクラーク大統領と共にアパルトヘイト撤廃に尽力します。
結果、アパルトヘイトは撤廃され、全人種が参加する選挙を実現し、大統領になるのです。
これだけ大きな政治改革を成し遂げたマンデラ氏の言葉「It always seems impossible until it’s done(ものごとは、いつでも、成し遂げられるまでは、不可能に見えるものだ)」は、本当に説得力がありますよね。

5. Nothing is impossible, the word itself says ‘I’m possible’!

「Nothing is impossible, the word itself says ‘I’m possible’!」と言葉遊びを名言にしてしまったのは、今も昔も世界中から愛されている女優オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)氏です。
女優として成功しただけでなく、ユニセフ親善大使として人道支援活動にも尽力したことから、世界中に愛される女優になりました。
Impossibleを分解してI’m possibleとしてしまうのが、とてつもなく可愛らしいですよね。
この名言を和訳すると「不可能なんてない。その言葉自体が『私は可能』と言っている!」となるでしょう。
しかし、日本語に訳してまうと、この名言の面白みがすっかりと消えてしまうのは残念なことです。

6. Success isn’t overnight. It’s when everyday you get a little better than the day before. It all adds up.

「Success isn’t overnight. It’s when everyday you get a little better than the day before. It all adds up」と言ったのは、プロレスラーとして成功していながら、俳優としても大成功を収めたドウェイン・ジョンソン(Dwayne Johnson)です。
プロレスラーだったということと、俳優に転身してからも役に合わせた体づくりしてきた彼だからこそ、「成功は一夜にして訪れるものではない。毎日少しずつ昨日より良くなること。それが積み重なっていくのだ」と実感を持って言えるのでしょう。
筋肉は一夜にしてできるものではなく、日頃から鍛えていなければいけませんからね。
努力と継続を大切にする姿勢がこの言葉から伺えます。

7. It does not matter how slowly you go as long as you do not stop.

「It does not matter how slowly you go as long as you do not stop」と言ったのは、紀元前の中国の思想家であり、儒教の祖として東アジア地域の倫理観や教育に多大な影響を与えた孔子です。
古い中国の思想家の言葉がなぜ、世界中の人々にも知れ渡っているのでしょうか?
それは、孔子の思想が中国共産党の思想の基礎となっている、と言われているからです。
中国を理解しようとする人々、中国人を理解しようとする人々が孔子の言葉を研究したことによって、非アジア圏においても孔子の言葉が伝わったようです。
この「止まらない限り、どんなにゆっくり進んでも構わない」というのは、東アジア地域の人々の心だけではなく、世界の人々の心にも響く、人間のあるべき姿を伝えているような気もします。
ちなみに孔子を英語で言うと「Confucius」となります。

8. The more you praise and celebrate your life, the more there is in life to celebrate.

「The more you praise and celebrate your life, the more there is in life to celebrate」を和訳すると「自分の人生を称え、祝うほどに、人生には祝うべきことがさらに増えていく」となります。
この言葉を言ったのは、日本ではあまり知られていないかもしれませんが、アメリカのトーク番組の司会者でありながら、慈善活動を積極的に行っているオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)です。
日本人に例えるなら、黒柳徹子さんのような方というのが近いかもしれません。
彼女は、幼い頃に性的虐待を受け14歳で妊娠するという経験をしているため、子どもの虐待を番組のテーマにすることも多く、子どもを対象とした慈善活も積極的に行ってきました。
虐待された子どもは、自尊心や自己肯定感を持たない子どもになる傾向が強く、どんなに辛いことがあっても、前向きになろうとした彼女の経験から「自分の人生を称え、祝うほどに、人生には祝うべきことがさらに増えていく」という言葉が生まれたのでしょう。

9. Do what you can, with what you’ve got, where you are.

「Do what you can, with what you’ve got, where you are(できることを、あるもので、今いる場所でやりなさい)」と言ったのは、アメリカの第26代大統領セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)です。
活力と行動力のある大統領で、共和党員、民主党員の両方から評価されると同時に、アメリカにおける自然保護活動の創始者、大企業の市場独占に立ち向かった大統領として人気があります。
このように多くの反対勢力に味方を増やしながら立ち向かったルーズベルト大統領が発した「Do what you can, with what you’ve got, where you are(できることを、あるもので、今いる場所でやりなさい)」は説得力がありますし、私たちもすぐに今、行動を起こそうという気にさせてくれますよね。

10. Success consists of going from failure to failure without loss of enthusiasm.

「Success consists of going from failure to failure without loss of enthusiasm(成功とは、熱意を失わずに失敗から失敗へ進むことだ)」は、ポツダム宣言にサインした人物として、日本人でもよく知っているウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)です。
チャーチルは20世紀を代表するイギリスの政治家で、第二次世界大戦中に、イギリスの首相として、雄弁な演説と強いリーダーシップを振るいナチス・ドイツに立ち向かいました。
意外にも、ノーベル平和賞ではなく、ノーベル文学賞を受賞し、文筆家としても高く評価された人物です。
波乱に満ちた人生ですが、「成功とは、熱意を失わずに失敗から失敗へ進むことだ」という言葉が示すように、何度失敗しても、その先には必ず成功がある、と自分自身を奮い立たせていたのかもしれません。

まとめ

これらの名言は、ただ美しい言葉ではなく、偉人たちが実際に生き抜いた人生から生まれた知恵です。
読んで勇気が湧いた、やる気が出た、だけではなく、実践に移すことが大切ですが、国際的にビジネスを展開しているみなさんにとっては、教養として知っているだけでも武器になる言葉です。
また、これらの言葉を信じ、実践に移しているあなたの姿を見て、周りの人々の心が奮い立つことは間違いありません。
この記事を読んで終わりではなく、「今日から自分にどう活かすか」を考えることで、あなた自身も成功への一歩を踏み出すことになるのではないでしょうか。