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2024.04.16

日本人が使いこなしていない告知・広告文に使われる英単語

#ブログ

よく、英語ができる社員がいるという理由だけで、商品のウェブページや広告の翻訳を社内で終えてしまうケースがあります。
翻訳の仕事をしていると、商品のウェブページ、パンフレットの翻訳を受注することが多くありますが、正直、このような注文は翻訳者でも悩みます。

なぜなら、日本語を英語に翻訳するだけでは不十分で、いかにサイトを訪れた人々の心を動かす翻訳文を作成しなければいけないからです。
いくら英語が得意だといっても、人の心を動かす英文が書けるわけではありません。
多くの日本人は日本語を書いたり話したりしますが、コピーライティングは専門家でないとできませんよね。

でも、商品を紹介するウェブサイトや広告で使われている英語表現を学ことで、商品を紹介するウェブページや広告の翻訳ができるようになります。
今回は、日本人が使いこなしていない英語の広告、英語のランディングページで使われる英語表現をいくつか紹介いたします。
この記事を読むと、より表現が豊かな翻訳文を作ることでできるようになるので、ぜひ参考にしてください。

1. Gems

「Gems」とはご存じのとおり宝石という意味です。英語のウェブサイトや告知文でこの「gems」という単語は隠れた宝、人々を楽しませる事象やモノ、見どころの代名詞とし使われることがあります。

例文1:There are delightful culinary gems known as "Kyodo-Ryori" in Japan.
(日本には郷土料理と呼ばれる素晴らしい食文化がある)

例文2:Explore the island of hidden gems eyed by the world.
(世界が目撃した隠された見どころがある島を探検しよう)

2. Cherish

「Cherish」とはかわいがる、愛おしく思う、慕う、大切にするという意味です。
ウェブページや広告では「愛され続けてきた」「大切にされてきた」「慕われてきた」という意味で使われます。

例文1:Ponto-cho is one of Kyoto’s most cherished streets.
(先斗町は京都で慕われてきた通りの1つです)

例文2:Gion festival is one of cherished festivals in Japan.
(祇園祭は日本で慕われている祭の1つです)

例文3:We adopted our cherished technology into this machine.
(私たちはこの機械に、私たちが手がけてきた技術を使っています)

3. Immerse

「Immerse」とは「没頭する」という意味です。
たとえば、He was immersed in his work(彼は仕事に没頭した)というように使われます。
この単語も告知文や広告でよく使われる単語です。

例文1:This headphone makes you immerse yourself in music.
(このヘッドフォンはあなたを音楽に没頭させます)

例文2:Immerse yourself in Japan’s rich culture.
(日本の豊かな文化に浸ってください)

映画アクアマンの宣伝にはこんな表現も使われていました。
例文3:Immerse yourself in the action of Atlantis.
(アトランティスのアクションに没頭してください)

4. Indulge

「indulge」とは「快楽にふける」「満足させる」「思う存分楽しませる」という意味があります。
この単語も「Immerse」と同じような意味で使われます。

例文1:This screen makes you indulge in video games.
(このスクリーンはゲームを思う存分楽しませてくれます)

例文2:Indulge in traditional Japanese cuisine.
(日本の伝統料理を思う存分楽しんでください)。

例文3:Indulge in driving with the Toyota Lexus.
(トヨタのレキサスの運転を思う存分楽しんでください)。

5. Otherworldly

「otherworldly」とは「別世界」「異次元」という意味で使われます。
たとえば、メジャーリーグの大谷選手は頻繁に「Shohei Ohtani is otherworldly」(大谷翔平は異次元だ)と説明されたりします。

告知文や広告では「別世界」「これまでにない」という意味で使われます。

例文1:Kyoto is otherworldly travel destinations here on Earth.
(京都は地球上にある別世界を体験できる旅行先である)

例文2:This mobile phone comes with otherworldly design.
(この携帯電話はこれまでにないデザインとなっている)

6. Rejuvenating

「Rejuvenate」は日本ではあまり聞かない単語ですが「若返る」「生き返る」「疲れを癒やす」という意味です。
ホテルや旅行のウェブサイトでは以下のようによく使われます。

Please enjoy our rejuvenating spa(私たちの疲れを癒やす温泉を)。

しかし、この単語は機械に対しても使えます。
例文1:10 parts that rejuvenate your off-road motorcycle.
(あなたのオフロードバイクを生き返らせる10個の部品)

例文2:10 software that rejuvenate your laptop.
(あなたのノートパソコンを生き返らせる10個のソフトウエア)

7. Tranquility

「Tranquility」とは「静かな」という意味です。
「静か」という言葉を英訳しようとするとつい「quiet」とか「silent」という単語を使いガチですか、英文の広告などでは「tranquility」という単語の方が使われます。
旅行やホテルの広告ではもちろん使われますが、電子機器や家電にも使われたりします。

例文1:Escape to tranquility at Karuizawa.
(静かな場所、軽井沢に逃げ出しましょう)。

例文2:Experience tranquility in this new headphones.
(この新しいイヤホンで静けさを体験しよう)。
例文3:Enjoy Tranquility With this aromatherapy diffuser.
(このアロマセラピー・ディフューザーで静けさを楽しみましょう)。

まとめ

今回は日本人が使いこなしていない、英文広告や英文ランディングページでよく使われる単語を紹介しました。
これらの単語と単語の使い方を知っておけばあなたも人の心を動かす英文の告知文が書けるようになるかもしれません。

しかし、日本語にコピーライターがいるように、言語を知っているだけでは広告文や告知文をうまくつくることはできません。
もしも、告知文、広告文を英語に翻訳しなければならないときは広告文やパンフレットの翻訳経験が豊富なわが社に、お気軽にご相談ください。