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2023.07.06

契約書を翻訳する際によくある過ち4選 契約書の翻訳で気をつけたいこと

#ブログ

契約書を翻訳する際に翻訳家にお願いすればすべて安心と考えたりしていませんか?
契約書の翻訳を翻訳家に発注したことでトラブルになった経験はありませんか?
契約書は会社の信頼に関わる最も重要な文書と言っても過言ではありません。
取引先とのトラブルはもちろん起こしたくはありません。
また、海外に取引先があり頻繁に契約書の翻訳が必要な場合は、契約書の翻訳に慣れた翻訳家とも継続的な関係を維持したいですよね。
今回の記事は契約書の翻訳に携わってきた翻訳家が、契約書の翻訳を翻訳家に発注する際に気をつけるべきポイントを解説しました。
この記事を読むことで契約書の翻訳にまつわるトラブルがなくなりますので、ぜひ最後までお読みください。

契約書の翻訳によく見られる過ち その1:直訳

契約書の翻訳によく見られる過ちは直訳です。
英語をはじめ、そのほかの言語の能力が高い方によくみられます。
契約書の文章は英語として理解できる単語が並べられていますが、場合によっては法律用語であることも多いのです。
たとえば「common mistake」という言葉です。
一般的な英語では「よくある間違い」という意味で使われます。
しかし、契約書に「common mistake」という言葉が登場した場合は、「契約関係にある全ての当事者が共通でおかした間違い」という事象を示します。
英語が得意という社員や経験の浅い翻訳家に契約書の翻訳をお願いすることで生じる過ちです。
契約書の翻訳が必要な時は翻訳経験が豊富な翻訳家に相談することをお勧めします。

契約書の翻訳によく見られる過ち その2:誇張した表現

契約書の翻訳によく見られる過ちの二つめは表現の誇張です。
契約の役割は当事者同士が契約書に基づいて共通の認識を持たせることです。
契約書の文書そのものに認識のズレが生じてしまったら大きなトラブルに繋がる可能性があります。
そのため、契約書の表現は原文に忠実かつ、中立の表現を使用しなければいけません。
こちらの意図をはっきり伝えようと同じ意味の文章を何度も繰り返したり、大げさな表現を使用することでかえって取引先を混乱させたり、認識にズレが生じてしまったりします。
取引先を混乱させたり、契約内容の認識のズレが生じてしまったりしたら、事業を遂行していくうえで大きな損害、ブランドイメージの低下につながる可能性もあります。
このようなトラブルを避けるためには、元の言語のニュアンスをしっかりと翻訳先の言語のニュアンスへ翻訳できる経験豊かな翻訳家に相談するようにしましょう。

契約書の翻訳によく見られる失敗 その3:間違った用語の使用

英語が少しでも得意であれば間違った用語など使用することはない、と思うかもしれませんが、国によっては同じ英語でも異なる用語を使うことが多々あります。
プロの翻訳家でも間違った用語を使用してしまうこともありますし、専門用語となれば翻訳家のスキルには限界があります。
たとえば、アパートのことをアメリカでは「apartment」と言いますがイギリスでは「flat」と言います。
また、歩道のことをアメリカでは「sidewalk」と言いますがオーストラリアでは「footpath」と言います。
英語専門の翻訳家が英語に翻訳したのだからと安心してはいけません。
翻訳を発注する際はどの国の言葉を得意としている翻訳家なのかを確認したり、翻訳をお願いする契約書の取引相手がどこの国の企業なのかを翻訳家に伝えたりする配慮が必要です。
翻訳を発注する前に、翻訳家に相談をして情報交換をすることでこのような間違いは避けることができるでしょう。

契約書の翻訳によく見られる過ち その4:納品物の確認を怠る

「翻訳家が訳した文書だから安心」と内容を確認せずに受け取ってしまうと後々おおきなトラブルにつながります。
翻訳家は言語のプロではありますが、翻訳する内容のプロであることはほとんどありません。
たとえば、車の部品の取引に関する契約書の翻訳はできますが、車の部品の名前や部品の部位名についてすべて知っているという翻訳家は滅多にいません。
納品された文書については、発注元の責任で確認をするようにしてください。
「このような意味に修正してください」「この単語はこのように訳してください」という修正依頼は翻訳家にとってもありがたいものです。
特に、専門用語について指摘いただけることは翻訳家のスキルや専門性の向上にもつながるので、喜ばしいことです。
結果として長期的に継続的な関係を維持することにもつながります。
翻訳された文書が納品されたら、発注元でかならず確認を行う、特に専門用語が使われている部分はしっかりと確認するようにしましょう。

まとめ

今回は契約書を翻訳する際によく見られる過ちの4つを解説しました。
契約書の翻訳はなかなか難しく英語が得意な社員に任せる、ということは絶対にしないでください。
また翻訳家に発注をしたとしても、それだけで安心せず、翻訳家との情報交換をしっかりと行ってください。
事業内容、取引内容、契約者の利害関係や関係性がわかるだけでも翻訳作業は格段にしやすくなり、翻訳された文書の質も高まります。
契約書、その他の重要な文書の翻訳が必要な場合には、お気軽にご相談ください。