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2024.05.15

ビジネスシーンで使いたい名言 英語で言える?

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英語のスピーチやプレゼンテーションを作成する際に外国人になじみのある名言などを入れると、その場が盛り上がったり、理解を促したりすることができます。
また、懇親会などでも名言などを会話に入れると「この人は教養のある人だ」などと信頼を獲得できることでしょう。
しかし、日本語では聞いたことがある名言でもとっさに英語で言おうとするとなかなか出てこない、日本語を直訳してしまって本来の言葉とはニュアンスが異なる内容になってしまっては元も子もありません。
今回はビジネスシーンで使える、または使いたい名言は英語でどう言われているのか、アメリカ人であれば必ず知っている名言を紹介したいと思います。

1. 失敗したことのない人間というのは、挑戦をしたことのない人間である。

ドイツ生まれの物理学者、アルベルト・アインシュタインの言葉です。
一般相対性理論について、内容はわからなくても名前だけは下手したら小学生でも知っていますし、アインシュタインという名前は日本でもアメリカでも知らない人はいません。
アインシュタインは最後の20年間をアメリカで過ごしたこともあり、アメリカ人にとっても身近な存在です。
さて、このアインシュタインが残した言葉「失敗したことのない人間というのは、挑戦をしたことのない人間である」を英語では、以下のように伝えられています。

A person who never made a mistake never tried anything new.

2. 夢見ることができれば、それは実現できる。

日本人も大好きなディズニーの世界を築き上げたウォルト・ディズニーの名言です。
映画「ピノキオ」の主題歌「When you wish upon a star(星に願いを)」の歌詞「輝く星に、心の夢を、祈ればいつか、かなうでしょう(When you wish upon a star. Makes no difference who you are. Anything your heart desires will come to you)」そのものですね。
ウォルト・ディズニーのこの「夢見ることができれば、それは実現できる」のオリジナルの表現は、以下の通りです。

If you can dream it, you can do it.

3. 天才とは1%のひらめきと99%の努力である。

子ども用の書籍にも掲載されている言葉でもあるため、日本人の小学生の多くが知る発明家トーマス・エジソンの言葉です。
実は、この言葉はエジソンの話を聞いた新聞記者がまとめた言葉のようで、エジソンが発した言葉ではないようです。
しかし、エジソンといえばこのフレーズを思い出す人も多いのではないでしょうか。

「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」というフレーズをとっさに英語に直すのはなかなか難しいと思います。
下手すると意味やニュアンスが異なってしまうかもしれません。
以下のオリジナルの表現、覚えておくと良いでしょう。

Genius is 1% inspiration and 99% perspiration.

また、ビジネスシーンでよく使われるエジソンの名言に「私は失敗したことがない。ただ1万通りの、うまく行かない方法を発見しただけだ」というものもあります。
このフレーズのオリジナルは以下の通りです。

I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.

4. 経営とは、人々をやる気にさせること以外の何ものでもない。

アメリカを代表する自動車メーカー、フォードの社長やクライスラーの会長を務めたリー・アイアコッカの言葉です。
今の若い方で知っている人は少ないかもしれませんが、アメリカ人にとっては常に優秀な尊敬すべき経営者であり、少し高齢なアメリカ人経営者にアイアコッカの話をしたら「君は若い日本人なのに良く知ってるね」と好印象を与えることができるかもしれません。
さて、「経営とは、人々をやる気にさせること以外の何ものでもない」というフレーズのオリジナルの英語表現は以下の通りです。

Management is nothing more than motivating other people.

5. 一つ目のルール、損をしないこと。二つ目のルール、一つ目のルールを忘れないこと

投資の神様などと言われるウォーレン・バフェット氏の言葉です。
日本の投資家や金融機関に勤めている方々の中にもバフェット氏の株式購入方針を参考にされている方も多いでしょう。
バフェット氏のこの言葉。とっさに英語に直そうとするとついFirst Rule……、Second Ruleと訳してしまいそうですよね。
このフレーズのオリジナルは以下の通りです。

Rule No. 1: Never lose money. Rule No. 2: Never forget Rule No.1.

6. 顧客の中で一番不満をもっている客こそ、一番の学習源だ。

世界中の15億人もの人々が使っていると言われているパソコンのオペレーティングシステムWindowsを提供しているマイクロソフトの創設者、ビル・ゲイツ氏の言葉です。
90年代前半にWindowsが出てきた時は驚異で、パソコンを素人にも使いやすい身近なものにしたのがWindowsでした。
Windowsが出てきてから使いにくいやら重たいやら、今でも批判はありますが、それでも、30年以上もWindowsが世界中の人々に使われている背景にはビル・ゲイツの「顧客の中で一番不満をもっている客こそ、一番の学習源だ」この言葉があるからなのかもしれません。
この言葉のオリジナルは以下の通りです。

Your most unhappy customers are your greatest source of learning.

7. 最大のリスクは、リスクを取らないことだ。

FacebookやInstagram、最近ではThreadsというSNS関連アプリを輩出しているMeta Platform(昔のFacebook)の創業者マーク・ザッカーバーグの言葉です。
世界でFacebookを使っている人の数は29億人、Instgramを使っている人の数は10億人と言われているのでなかなかですよね。
マーク・ザッカーバーグ氏がリスクを取らなければ何も成し遂げられない。この世界では生きてはいけない、という意味を込めて発した「最大のリスクは、リスクを取らないことだ」という言葉は、日本人の経営者や企業を目指す若者の心をつかんだことでしょう。
この言葉のオリジナルの表現は以下の通りです。

The biggest risk is not taking any risk.

実は、この言葉には以下のような続きがあります。
In a world that is changing really quickly, the only strategy that is guaranteed to fail is not taking risks.
これを日本語に訳すと「急速に変化する世界において、確実に失敗する唯一の戦略は、リスクをとらないことである」となります。
失敗を恐れてリスクを取らない人々が多いなか、ザッカーバーグ氏はリスクを取らなければ、確実に失敗をする、と言っているのです。
さすがですね。

8. ハングリーであれ。愚か者であれ。

世界になくてはならない携帯電話iPhoneやさまざまな電子デバイスを世に送り続けいているAppleの創設者スティーブ・ジョブス氏が2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの最後の言葉です。
「ハングリーであれ。愚か者であれ」という言葉は、もともとはスティーブ・ジョブス氏が愛した雑誌「The Whole Earth Catalog」の最終号の裏表紙に書かれていた言葉でした。
そして、ジョブス氏はこの言葉を自分自身があるべき姿として人生の教訓のように大切にしていたようです。
このオリジナルの英語表現は以下の通りです。

Stay Hungry. Stay Foolish.

また、このスピーチの中でジョブス氏が語った以下の言葉はアメリカ人にも日本人にも好まれています。
「あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。」
このフレーズのもともとの表現は以下の通りです。
Your time is limited, so don't waste it living someone else's life.

まとめ

ビジネスシーンで成功者や過去の偉人が発した言葉を引用する「教養がある人だな」と信頼性が高まります。
また、自己紹介以上に、この人はこういう人を目指しているのかも、と自分自身を理解してくれるきっかけにもなります。
しかし、日本語では知っていてもとっさに英語に訳すのが難しい名言。
そのような名言はオリジナルをしっかりと頭に入れておきましょう。
今回、紹介させていただいた名言をいかにまとめます。

1. 失敗したことのない人間というのは、挑戦をしたことのない人間である。
A person who never made a mistake never tried anything new.
By アルバート・アインシュタイン

2. 夢見ることができれば、それは実現できる。
If you can dream it, you can do it.
By ウォルト・ディズニー

3. 天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。
Genius is 1% inspiration, and 99% perspiration.
By トーマス・エジソン

4. 経営とは、人々をやる気にさせること以外の何ものでもない。
Management is nothing more than motivating other people.
Byリー・アイアコッカ

5. 一つ目のルール、損をしないこと。二つ目のルール、一つ目のルールを忘れないこと
Rule No. 1: Never lose money. Rule No. 2: Never forget Rule No.1.
By ウォーレン・バフェット

6. 顧客の中で一番不満をもっている客こそ、一番の学習源なのだ。
Your most unhappy customers are your greatest source of learning.
By ビル・ゲイツ

7. 最大のリスクは、リスクを取らないことだ
The biggest risk is not taking any risk.
By マーク・ザッカーバーグ

8. ハングリーであれ。愚か者であれ。
Stay hungry, stay foolish.
By スティーブ・ジョブズ

今回、紹介した名言以外にもビジネスシーンに使える名言はたくさんあります。それらを見つけたら、日本語で覚えておくだけではなく、英語やオリジナルの言語でも覚えておくことをおすすめいたします。

商品やサービスのプレゼンテーション、会社そのもののプレゼンテーションに名言を引用することには信頼を得る、教養のある人だと思ってもらえる、盛り上がる、親しみが湧くなどメリットがたくさんあります。
世界的に知られている名言をスピーチやプレゼンテーションに引用することをおすすめします。
しかし、よく引用の仕方がわからない。引用が適切なのかわからない、という相談もたくさんあります。
英語のスピーチ、英語のプレゼンテーションの原稿を作成する際には弊社にお気軽にご相談ください。